水野理事長インタビュー

理事長室にて。「開院以来の患者第一主義の精神で地域医療に貢献したい」

院内巡回のひとコマ。岩下看護部長とともに患者様ひとりひとりのもとへ

食堂談話室で佇んでいた患者様に声をかけ、ご様子をお伺いする水野理事長

ケーキバイキングの催しで。楽しい話題で笑顔が絶えません
今回カワイプレスでは、当院理事長水野啓子にインタビューを行ないました。理事長就任時のことから病院運営、患者様やスタッフへの思いまで、その人柄や考え方が伝わってくる内容になりました。
好きな言葉はありますか?と聞くと、すぐこう答えが返ってきました。「冬来たりなば、春遠からじ。冬は厳しいけれど、春は必ずやってきます。私にとって励ましの言葉です。」
水野理事長は、平成11年2月4日、逝去した父親・河井博のあとを受け継ぐ形で、理事長に就任します。日本ではじめて、医師ではない女性理事長の誕生です。
「それまでは妻として、子供達の母親として、また父母の娘としてのみ生きていましたが、病院をしっかりと受け継いていかなければと決意しました。プレッシャーはなかった。むしろ、言葉にはできないくらいうれしいことでした。」
昭和34年に開院した河井病院。西落合の地で皆様に必要とされ、またその気持ちに応えようと懸命だった河井博の姿が目に焼きついているといいます。
「私が小学4年の時に病院が出来ました。父と同様、母も病院に入って慌しく仕事をしていました。当時は手術もとても多く夜間診療もあり、それは大変でした。父をはじめすべての先生方、看護師さんたちの情熱たるやすごいなと子供ながらに思っていました。」
医師やスタッフがいつでも患者様と共にある姿を幼な心に刻み付けられた水野理事長。就任後は、院内の様々な改革に取り組んできました。院内の意識改革、接遇マナー向上への取り組み、一般病床の増設とリハビリテーション施設の拡充、アメニティ環境の整備・・・。今も現在進行形でいくつかの改革が進められています。水野理事長が思い描く河井病院のビジョンはどのようなものなのでしょうか?
「外来、病棟、在宅診療、訪問看護ステーションの各部門を連結させることで、より質の高いサービスを患者様にご提供できるものと思っています。また、あるテーマに特化し、特殊性を生かした診療にも取り組んでいきたいですね。私は、心のこもった看護や介護を通じて、痛みや苦しみをやわらげ、病院に来て気持ちよかったと思っていただけるようにしたい。これからの病院には癒しや心地よさが必要だと考えます。」
患者様への思いと共に、スタッフを厳しくも温かく見つめています。風通しのよい組織を維持するため、出来るだけコミュニケーションをとるように努めています。
「スタッフは、一生懸命頑張ってくれています。皆には本当に感謝しています。きっと辛いこともあると思います。若いスタッフは特に。でも、自分で選んだ道ですから。初心を忘れず、基本姿勢を大切に、緊張感を持って取り組んでほしいと思います。その努力が患者様のためになり、そして自身の成長にも必ずつながるはずです。」
このように人としての努力の大切さを説く水野理事長に一己の人間・水野啓子としてこれからの目標はありますか?と問うと、よどみなく答えてくれました。
「私は、仕事上では理事長として、家庭では妻として、母としての役割を与えられています。一度きりの人生ですから、しっかりと与えられた役割を果たしたいと思います。また、貪欲に学び続けたいですね。やはり納得できる人生を送りたい。苦労や悲しみを乗り越えるたびにそう考えるのです。そして今日も頑張ろうと思うのです。」